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マーケティング脳(発想力)

発想力とは、論理的な事例や体系的な情報の引き出しを豊富に持ち、あらゆる情報に対する感度が高まっており、「こうすれば、こうなれば、これならば売れるかも」というアイディアが産まれやすい思考回路のことです。

同じ情報を聞いたり、同じ事象を見ても、何も感じないのではなく、「これは○○に使える」という発想を持つ人はマーケティング脳の持ち主であるといえます。

マーケティング脳を鍛えるポイント

1.アイディアの量を求める

“良いアイディア”とはすなわち“たくさんのアイディア”のことです。すばらしいアイディアを見つけようと思ったら、とにかくたくさんの情報を集めて、実際に現場を見て、人の話によく耳を傾けることでしょう。

2.意識のアンテナを常にたてる(参考:セレンディピティ

セレンディピティとは、何かを探している時に、探しているものそのものや、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉です。何かを発見したという「偶然の現象」ではなく、何かを発見をする「能力」のことを指します。セレンディピティというのは「偶然」を「必然」に変える能力だといえます。

セレンディピティが起こる原因は明らかです。それは意識のアンテナを張ることによって、今まで何も意味を感じなかったことが、意味を持ち始め、予期せぬ発見が起こるのです。

何かを買いたいと意識した時、その商品に関する情報が、次々と飛び込んできます。例えば、家を買いたいと意識すると、モデルルームの看板や新聞のちらしが目に入ってくるようになります。何かを意識して散歩すれば、町の様子が違って見えるようなものです。セレンディピティというのは「偶然」を「必然」に変える能力だといえます。

アイディア発想法

1.ブレイン・ストーミング

集団でアイディアを出すための会議方式の一つです。メンバーが集まって、出来るだけ焦点を絞った問題についてのアイディアを出し合うものです。ブレインストーミングの基本ルールは以下の4点です。

  1. 他人のアイディアの批判厳禁
  2. 自由奔放なアイディアを歓迎する
  3. 質より量、とにかくたくさん出す
  4. 人のアイディアをヒントに発展させる

2.オズボーン法

ブレイン・ストーミングの開発者であるオズボーンが考案したアイディア発想のためのチェックリストです。オズボーンの9のチェックリストと呼ばれています。

  1. 転用:そのままで新用途は、他への使い道は、他分野へ適用は
  2. 応用:似たものはないか、何かの真似は、他からヒントを
  3. 変更:意味、色、働き、音、匂い、様式、型を変える
  4. 拡大:追加、時間を、頻度、強度、高さ、長さ、価値、材料、誇張
  5. 縮小:減らす、小さく、濃縮、低く、短く、軽く、省略、分割
  6. 代用:人を、物を、材料を、素材を、製法を、動力を、場所を
  7. 再利用:要素を、型を、配置を、順序を、因果を、ペースを
  8. 逆転:反転、前後転、左右転、上下転、順番転、役割転換
  9. 結合:ブレンド、合金、ユニットを、目的を、アイディアを)を占めるために
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