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説明力(わかりやすい説明の技術)

営業は、お客様にわかるようにわかりやすく説得することが重要です。いったい何をいいたいのか、そのポイントはっきりさせなければなりません。そのためには、“わかる”ということが、どういうことなのかを理解しておくと良いでしょう。

人は入ってきた情報を脳の中の短期記憶棚で整理し、長期記憶棚で永久保管するという作業をおこなっています。“わかる”ということは、短期記憶棚で整理された情報が、長期記憶棚で保管されることであり、“わかりやすい”とは、この一連の作業がスムーズに運ぶことをいいます。

相手にわかるように説得するためには、このような脳の特徴を理解した上で、説得することが大切です。

情報整理のポイント

短期記憶棚で整理してもらうためには、相手に伝える情報をきちんと整理しておく必要があります。情報整理のポイントは以下のとおりです。

  1. 論理的にまとめる(聞き手の長期記憶棚と整合性のある情報)
  2. テーマと結論を明確にする
  3. キーワードを作る(情報を言葉でまとめる)
  4. Whole-Part(全体から部分へ説明する)
  5. 3を基準にして整理する
  6. MECE(ミッシー=モレなくダブりなく)
  7. 情報を構造化する(ツリー、フロー、マトリックス)

わかりやすい資料のポイント

交渉の場面では、言葉で情報を伝えるだけでなく、資料を用意しておくと良いでしょう。わかりやすい資料のポイントは以下のとおりです。

  1. 構成がハッキリしている
  2. レイアウトとデザインが見やすい
  3. 平易でわかりやすい良い文章である
  4. グラフを活用している
  5. ビジュアル化されている

わかりやすく話すためのポイント

相手にわかりやすく情報を伝えるには、その態度や話し方が大切になります。話し方のポイントは以下のとおりです。

  1. 話す内容を整理し、順番を事前に組み立てておく
  2. 話をする時の態度を豊かにする
    →表情を豊かにする
    →はっきりと発音する
    →アイコンタクトをとる
    →身振り手振りを使う
    →肯定的な態度
  3. 具体的な事例を紹介する
  4. 話の間(マ)を大切にする
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